VR6とは?
フォルクスワーゲン ゴルフ3 VR6とは?
一見、その佇まいは限りなく普通のゴルフ3。誰も気付かない。しかしヒッソリととんでもないエンジンを積むニクイ奴。
その佇まいはガンダムの”あのモビルスーツ”に通じるものがある・・・
「ザクとは違うのだよ、ザクとは・・・!」ランバ・ラルの台詞を語れる車はこれで決まり!! VR6だっ!!


VR6 Explorer ポリシー

VR6 Explorer BBS
VR6 スペシャル
フォルクスワーゲン ゴルフ3 VR6 誕生 
VR6と海 4気筒エンジン搭載車をベーシックモデルとするコンパクトなゴルフ3シリーズに、2.8L V型6気筒エンジンを搭載するVR6は1992年12月にデビューした。

現在は小型車に大型エンジンを積み込むという発想は驚くべきものではないが、VR6が登場した当時はセンセーショナルな出来事だった。
ましてフォルクスワーゲン、つまりドイツ的国民車であるゴルフにV6エンジンとは・・・
国産車でいえば、カローラにクラウンのエンジンをのっけるようなもんなのだ。



 
そもそもゴルフ3には”GTI”と呼ばれる2.0L4気筒DOHCエンジンを積む伝説的スポーツモデルもラインナップされていたが、VR6の動力性能は全く次元の違うものであった。
GTIがスポーツ路線を謳うのに対して、VR6が目指したのは、フォルクスワーゲンのエンジニア曰く「VW流高級車」。確かに普通の高級とは違う。
外見はホイールがちょっと違うだけで特に高級感は無く、車内のシートもファブリックのセミバケットシート・・・じゃあ何の高級を目指したのか?
私見ではあるが、それは恐らく”ドライブトレーンの高級感”だったのかもしれない。V6エンジンのもたらすスムーズかつパワフルなフィーリング・・・

しかし10数年の歳月を生きた我VR6に乗るたびに思う。
「高級車?スポーツカーだよ、コレは・・・」
とてもスムーズとは言えないエンジン。だが、男らしい鼓動を伝えてくる。しかもホンダエンジンも真っ青なほど良く回るし、サウンドもGOOD!
フォルクスワーゲンのエンジンがツマラナイなんて誰が言ったんだ?

街中じゃドタバタの足回り。しかし高速道路でのフラット感は特筆モン!
そして実用的なボディサイズと、人間工学に基づいた運転環境。
フェラーリやアルファロメオのように官能性は無いかもしれない。
しかし一言いわせていただきたい。

実用性も色気のうち!!
(ココすごい大事です。口に出して言って下さい。)

ココではそんなVR6を徹底的に解剖する!!
VR6 96モデル
ゴルフVR6 '96モデル 4面写真
VR6フロント パッと見どこからどう見てもちょっとだけスポーティに見える4気筒のゴルフ3・・・
4灯ヘッドライト?フォグランプ?2本グリル?VR6エンブレム?そんなもんヤフオクで買って4気筒モデルに装着すれば、あっという間にVR6に!!
僕はVR6を新車で買った人を尊敬する。
本当にVR6の素晴らしさを理解していた方なんだろう。
だって君はこれの新車を400万円も出して買えるか!?見た目が全く同じ車が200万円で買えるんだぞ!
しかも、当時400万出したら280馬力級の高級スポーツカーとか買えたもの。
普通そっちいくでしょ?

それにしてもゴルフ3の表情はとてもいい。
実直な道具感、精悍さ、なんともいえぬ愛らしさと慎ましさ、それが共存している佇まいが素晴らしい。そして、「相棒」という言葉が相応しい。何よりも飽きがこない。
駐車場に停めてスーパーに入る時とかに何度も振り返ってしまう。
素晴らしい傑作デザインだと思いますが、皆さんどう思います?
次は横から。
やっぱり4気筒のゴルフ3。
VR6専用BBSホイール?
4気筒限定車でも同じようなデザインのホイルありましたぜ。

外寸は4020×1695×1435 mm。
現在のゴルフXと比較するとふた回りほど小さい。

このコンパクトさが心地よい。

〜'95モデルのVR6はオーバーフェンダーが付くため全幅が若干異なる。
VR6サイド
VR6rear ろから。
やっぱり4気筒のゴルフ3。
もっとサービスして!
昨今のフォルクスワーゲンRラインの”過剰気味”と比べると・・・なんという地味さ。


それにしてもナンバープレートの位置はリアライトの間が素敵ですね。
バンパーにナンバーがあると、ガチャピンみたいに見えますもん。

後に真上から。
やっぱり4気筒のゴルフ3。

写真をよく見て欲しい。
ゴルフ3シリーズ全般の特徴だが、ボディ前後が驚くほど絞り込まれている。
これが狭い道での取回し易さや車両感覚の掴み易さに貢献しているものと思われる。

そしてギュッと凝縮されたように見えるフロントやリヤのデザインや、前方斜め45度ぐらいから見た時にリヤホイールが逞しく大地に踏ん張っているように見える要因もこの辺にありそうだ
VR6up
ゴルフVR6 '96モデル ディティール写真
VR6フロントエンブレム
ロントグリルに付いてるVR6エンブレム。4気筒のゴルフVと見分ける数少ないポイント。

この奥にスゲエものが詰まってる・・・
VR6純正BBSホイール
VR6純正BBSホイール。
スペックは15インチ×6.5J×off43×PCD100・5穴。
ポイントは、GTIは別として4気筒のゴルフのホイ-ル取付穴が4穴なのに対して5穴だってこと。

これを社外品に交換してしまう方が多いですが、僕はこのホイールなかなかカッコよいと思います。
VR6マフラー 近あまり見掛けない片側デュアル出しのマフラー。
地味ながら高性能車の主張!

純正ながら音は結構勇ましい。
ファーストアイドリングの時なんかは結構うるさいかも・・・

VR6リアエンブレム アに付くVR6エンブレム。
解る人には解るエンブレム。

いや・・・解って下さい。

VR6コックピット ちらはコックピット。正に”男の仕事場”的素っ気無さ。
964型ポルシェ911に通じるモノがある・・・とは、言いすぎだろうか。
運転環境は優れており、人間工学の結晶。
4気筒のゴルフとの違いはセミバケットシートくらい。



覧のとおり4気筒のゴルフとの違いを明らかにする箇所は少なく、しかもかなり地味。
これが逆に”通”にはたまらなく嬉しいポイント。

しかしながらコレしかない”VR6”であると識別できる記号ですら消し去って、普通のゴルフを装う輩もいる。
信号待ちで並んだとき「なんだゴルフかよ・・・」などと油断してると、信号が青に変わった瞬間、その”普通のゴルフ”は瞬く間に視界から遠ざかってしまうかもしれない。

ゴルフVR6 '96モデル エンジン写真
VR6エンジン VR6と普通のゴルフとの最も重要な違いはエンジンルームのなかにある。

左の写真をご覧あれ。

上がVR6のエンジンルーム、下がゴルフCLIのエンジンルーム。
VR6、もうギッチギチにエンジンが詰まっている。
対してCLIはスッカスカ。しかしこの軽いエンジンが気持ちよいコーナリングを生み出すのだ。

VR6のコーナリング?

それは物理との戦い。
でもこの重たいエンジンを搭載した車としてはかなり良く曲がるほうでは?
 
ペックはV型6気筒SOHC 2,791CC 170ps/5,800rpm 23.9kgm/4,200rpm。
スペック上は現代のクルマと比べると大したことは無いが、体感的にはかなりの高性能車に感じる。
このVR6エンジン、コンパクトなゴルフ3に搭載する為に特殊な構造になっている。

VR6の語源はV型直列エンジン
(V-Reihnmotor=VR)という意味。バンク角をせまくしてシリンダーをジグザグに配列することによって大きさを切り詰めるという涙ぐましい努力をしているのだ。

えっ?よくわからない?
”VR6 Explorer”のバーナーをご覧あれ。
青い円がジグザグに配置してあるでしょ?これってVR6エンジンの独特なシリンダーの配置をイメージしてあるんです。
知ってました?


CLIエンジン
最後に
かがでしたか?VR6の全て。

本当によく注意しないと4気筒のゴルフ3とは見分けが付きません。

これをご覧になったあなた。

自分のクルマの隣にいつも駐車してる普通のゴルフ3をよく見て下さい。本当に”普通のゴルフ3”ですか?

いつもお買い物に借りていくパパのゴルフ。VR6なんてエンブレムが付いてませんか?

彼氏の乗ってるゴルフ3。5穴のBBSのホイールとか履いてませんか?

ダンナ様が欲しいと言い出した古いゴルフ。排気量を尋ねてみて下さい。目が泳いだら危険です!

そう、VR6は知らない間にあなたの生活に入り込んでいるかもしれませんよ・・・

2011/5/16 Last update

※関連記事 
世界最強・最速自動車、現る。





copyright(C) 2007-m.kamata All Rights Reserved