だから、あなたのカーエアコンは壊れる。
すみません、挑戦的なタイトルで^^;
先日の七夕オフミで集まって下さった皆さんのほとんどのフォルクスワーゲン ゴルフ、ヴェント、パサートVR6のカーエアコンがなんらかの修理をしたことがあると知り、キーボードに向かった次第です。
今回はカーエアコンが壊れてしまう原因と、長持ちさせる方法をお伝えします。


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標準的なカーエアコンの仕組み
ずは標準的なカーエアコンの仕組みについて少々説明します。
ちょっと難しいですが、カーエアコンの構造を知ることが長持ちさせることの第一歩となります。

@コンプレッサー

車内の熱を吸収し、気体へと変化した冷媒を再び液化させます。
コンプレッサーで冷媒を圧縮し、高温高圧の状態にしてコンデンサーに送ります。
ちなみにコンプレッサーはエンジン動力を利用して稼動します。


Aコンデンサー
コンデンサー内に送られた冷媒は走行風やファンによってコンデンサーに当たる空気に熱を放出し液体となります。
ここで車外に熱を放出することになります。

Bレシーバードライヤー(リキッドタンク)
液化しきれなかった冷媒や、不純物、水分を取り除きエキスパンションバルブに送ります。
また負荷変動に備えて一時的に冷媒を蓄える役割もあります。
Cエキスパンションバルブ
レシーバードライヤーから送られてきた高圧液体冷媒を減圧し、エバポレーターに送ります。

Dエバポレーター
エキスパンションバルブで減圧された冷媒はエバポレーター内で瞬時に気化(蒸発)します。
蒸発するときに周囲から熱を奪い、、エバポレータに接触する空気が冷やされます。
ラジエターやコンデンサーの構造に似ていますね。
更に冷えたエバポレーター表面に空気中の水分が凝結し水滴となり、この水滴を排出することにより車内の空気が除湿されます。

気化した冷媒はまた@に戻り、@〜Dのサイクルを繰り返します。
カーエアコンのONはエンジンが低回転の時に。
れは何故か?
コンプレッサーを保護する為です。

コンプレッサーはエンジンの動力がVベルトを介して分配され稼動している為、エンジンの回転が上がれば、それに比例してコンプレッサーの回転も上がります。
つまりエンジンが高回転時にエアコンをONすると、今まで停止していたコンプレッサーが突然高回転で稼動することになり、これはコンプレッサーに大きな負担になります。


カーエアコンは出来る限りアイドリングに近いエンジン回転数の時にON・OFFされることをおススメします。

エンジンを停止する少し前にカーエアコンを切り、ファンだけを回す。
れはエバポレーターに付着した水分を除去する為です。
カーエアコンの稼働中、エバポレーター内部が冷たくなる為にエバポレーター表面に結露が発生し、ここに車内のホコリやゴミが付着・・・

「結露発生」⇒「ホコリ付着」⇒「乾燥」⇒「結露発生」⇒・・・

この悪循環によりエバポレーター表面にカビを発生させたり(エアコンのカビ臭の原因はほとんどコレ)、エバポレーターそのものを腐食させたりします。
国産車はこのあたりが良く出来ていて、エバポレーター前後にフィルターがあり、ホコリを防ぎます。
最近の外国車も同様の対策を施すようになりましたが、そこはホラ、フォルクスワーゲン品質ですから構造はイマイチ、イマニ?

目的地に到着する5分くらい前にカーエアコンを切りファンだけ回してエバポレーター表面の水分を取ってあげましょう。
冬でもエアコンを動かす
れは有名な話ですよね。

機械は停止させておくより、常時稼動させておいたほうが長持ちします。
冷蔵庫がよい見本です。
かといって燃費の悪いVR6でカーエアコンを常時回しておくわけにもいきません。
夏場は黙っていてもカーエアコンのお世話になりますが、冬場でも週に1回ぐらいは動かしてあげましょう。
エアコン故障報告その1 エアコンドレンの閉塞
最近、kensukeさんよりご報告頂いたトラブルです。

左写真オレンジ矢印の下の方にあるエアコンの排水口が塞がり、車内に排水が逆流してしまうというものです。


排水口が塞がった原因は、バルクヘッド壁面にあるエアコン排水口にあるダスト進入防止用のパッキンが固着して貼り付いていた為です。
(右写真オレンジ○内のベロのようなモノ)


コレを防止するには、時々指でペロッとめくってやるだけOKです。
エンジンが冷えている時でないとエキマニなどに触れて火傷しますので、注意して下さい。
効率的に車内を冷やそう
回の特集のオマケです^^
VR6のカーエアコンはマニュアル式ですが、ちょっとした工夫で効率的に車内を冷やすことが出来ます。


シチュエーションは真夏に海水浴を楽しんだ帰り道にて。
炎天下のなか長時間駐車していたVR6の車内は灼熱・・・
しかし窓オチを恐れるあなたは窓を開けずに我慢、我慢・・・
エンジンをスタートし、アイドリングが1000rpm以下に落ち着いたところから説明は始まります。
の1
まずは外気導入で一気に冷却。
車内の暑い空気をカーエアコンの涼しい空気で置換しましょう。

この時ゴルフ3シリーズ乗りならお馴染み、スポンジ攻撃にめげてはいけません!

の2
ある程度車内が冷えたら内気循環に切り替えて、お好みの心地よい風量にすればOK!

これが短時間で最もエネルギー効率よく車内を冷やす方法で、気の利いたオート式カーエアコンなんかも同様のシーケンスを実行します。

簡単でしょう?


最後に
かがでしたか?
フォルクスワーゲンの頼りない品質のカーエアコンでも、ちょっとした工夫で寿命を延ばすことが可能です。
そうそう肝心なことを書くのを忘れていましたが、完璧に整備されたVR6のカーエアコンは寒くて具合が悪くなるくらい効きます。
もしそうでなければ、どこかしらに不具合を抱えていると考えた方がよいかもしれません。
今年もVR6と素敵な夏を過ごすことができればいいですね!



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